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2026/05/05 20:20

セオアルファ着物を注文する前に。居敷あて・お仕立て・残布サービスとは?

セオアルファの着物を見つけて、いざ注文しようとしたら…「居敷あて?お仕立ての種類?残布サービス?」と見慣れない言葉に戸惑ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、セオアルファ着物の注文時に登場するメニュー項目の意味を、着物初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
ご注文前にぜひご一読ください。

1. 居敷あて(いしきあて)とは?

居敷あてって何?
居敷あて(いしきあて)とは、単衣(ひとえ)や夏物、浴衣など裏地のない着物の後ろ身頃(うしろみごろ=背中から腰・お尻にかけての部分)の内側に付ける、補強用の当て布のことです。座った時などに力がかかるお尻まわりを守る役割があります。

あり・なしで何が変わるの?
居敷あてを付けることには、以下のようなメリットがあります。
・お尻部分の布が伸びたり、背縫いの縫い目が裂けたりするのを防ぐ補強になる
・下着や足のラインが透けるのを防いでくれる
・足さばきがよくなる
・座った時のシルエットが美しくなる

一方で、布が一枚増えるため、真夏などは少し暑く感じる場合があります。
また、あえて長襦袢(ながじゅばん=着物の下に着る下着のようなもの)を透けさせて見せたい場合には不向きです。

どんな方におすすめ?
・立ったり座ったりする動作が多い方(縫い目への負担を減らすため)
・淡い色の生地を選ばれた方(透け防止のため)
・着物を長く大切に着たい方

セオアルファは薄手で軽やかな素材のため、透け感が気になる方には特におすすめです。
恭平では¥4,400(税込)にて居敷あてをお付けすることができます。

2. お仕立て(おしたて)の種類とは?

恭平のセオアルファ着物では、以下の3種類からお仕立て方法をお選びいただけます。

① 国内和裁士ミシン併用仕立て(¥28,600)
国内の熟練した和裁士(わさいし=着物を縫う職人)が、直線部分などにミシンを使いながら手縫いと組み合わせて仕立てる方法です。
手縫いのみに比べてコストを抑えながらも、国内の職人による丁寧な仕立てで、品質の高い仕上がりになります。
普段着として気軽にお召しになりたい方や、コストを抑えたい方におすすめです。

② 国内和裁士手縫い仕立て(¥34,100)
すべての工程を国内の熟練した和裁士が手で縫い上げる、最も伝統的なお仕立て方法です。
手縫いはミシンに比べて縫い目に「遊び」があるため、糸が切れにくく、生地と糸がよくなじんで体にフィットするのが特徴です。
また、将来的にお直しや仕立て直しをする際にもほどきやすく、長く大切に着続けたい方に向いています。

③ 反物のみ(たんもののみ)
お仕立てをせず、染め上がった反物(たんもの)の状態のままお届けする方法です。
「すでに信頼できる和裁士さんがいる」「自分で仕立てたい」という方や、行きつけの仕立て屋さんにお願いしたい方におすすめの選択肢です。

初心者にはどれがおすすめ?
初めて恭平の着物をお求めになる方には、「国内和裁士ミシン併用仕立て」がおすすめです。
価格を抑えつつ、すぐにお召しいただける状態でお手元に届きます。
より本格的な着心地や、将来的に仕立て直しを前提とするなら「国内和裁士手縫い仕立て」が理想的です。

新潟県内にある和裁屋さんへ伺ったブログもよろしければご覧ください。

3. 残布(ざんぷ)お渡しサービスとは?

残布って何?
残布(ざんぷ)とは、お仕立ての際に余った共布(ともぬの=同じ生地の端切れ)のことです。
着物は体のサイズに合わせて裁断するため、どうしても使わずに余る部分が出てきます。
通常であれば処分される残布を、ご希望のお客様にお渡しするのが「残布お渡しサービス」です。
「記念に残しておきたい」「小物を作ってみたい」というお客様のお声から生まれたサービスです。

どんな活用方法がある?
恭平の美しい墨流しの生地は、余った部分も貴重な作品の一部です。
・巾着やポーチ・スカーフなど、着物とお揃いの小物づくりの素材として
・万が一生地を傷つけてしまった時の補修用として保管
・思い出として手元に保管

ご利用前に知っておきたい注意点
残布お渡しサービスをご利用の際は、以下の点にご注意ください。
・柄合わせや寸法の都合により、残布をご用意できない場合もございます
・残布サービスをご利用の場合、「内揚げ(うちあげ=将来の丈直しのために着物の内側に縫い込む余裕分)」が短くなります。将来的に丈を伸ばす可能性がある方はご利用をお控えください
・仕立て直しの予定がない方は、その分の生地を小物づくりなどにご活用いただけます

ご希望の方は、ご注文時の項目から「可能な範囲で残布希望」をお選びください。

迷ったらお気軽にご相談ください

聞き慣れない言葉が多いかもしれませんが、一つひとつの項目には「より快適に、長く着るため」の意味があります。
「自分の体型や好みに合うのはどれだろう?」と迷ったら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
あなたにぴったりの一着を一緒にお作りいたします。

また、ご購入の流れについて詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
→ 要仕立てって何?恭平の着物を購入するまでの流れ(リンク)