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2026/09/18 16:16

心が弾む《ひめあられ》と、秋の夜を思わせる《金木犀香る夜》

恭平
こんにちは。
墨流し作家の恭平です。

YOSHIKO
墨流しアドバイザーのYOSHIKOです。

恭平
本日も、Kyohei Friday 8の新作をご紹介していきます。

今回も、お客様に楽しんでいただける作品が染め上がりました。

YOSHIKO
楽しみです。

恭平
では早速いってみましょう。


1点目|いくつもの色が重なる《ひめあられ》



YOSHIKO
かわいいですね。

この作品は《ひめあられ》と名づけました。

これって、ドット柄になるんですか?

恭平
そうですね。

最近は「吹雪柄」といって、細かな水玉模様を作ることもありましたが、今回は少し大きめの水玉です。

YOSHIKO
でも今までの大胆な水玉とは少し違って、すごく奥行きがありますよね。

可愛らしいのに、高級感もあるように見えます。

恭平
今回は特に色数も多く使っています。

細かな色を何層も重ねているので、その分、作品の表情にも深さが出たと思います。

YOSHIKO
「何色使っているの?」と思うくらい、いろいろな色が入っていますよね。


筆で飛ばす水玉は、シンプルに見えて難しい


YOSHIKO
これを染めている時、恭平さんが「手が疲れる」と言っていたのが印象に残っています。

恭平
筆に含ませたインクを、水面へ飛ばして柄を作っていくんですが、なるべく均一に、でも規則的になりすぎないように飛ばす必要があります。

それを反物の端から端まで続けるので、かなり手に負担がかかります。

YOSHIKO
私も一度やらせてもらったことがありますけど、全然きれいに飛ばないんですよね。

一か所だけ多くなったり、水玉が大きくなったり。

恭平さんが水面を見ながらずっと筆を振っている姿は、本当に集中力が必要なんだなと思います。

恭平
指揮者がタクトを振るような感じですね。

水面全体を見ながら、きれいな水玉模様を作っていきます。

YOSHIKO
反物は約13mありますし、水槽も14mほど。

そこを何度も往復して色を重ねていくわけですから、手が痛くなるのも納得です。

恭平
その分、色が重なって奥行きが出ました。

華やかなんですけど、どこかアンティークのような懐かしさもあります。


ひなあられのような、懐かしく華やかな色


YOSHIKO
《ひめあられ》という名前にしたのは、ひな祭りのあられを見た時の、少しワクワクするような気持ちを思い出したからなんです。

ピンクやオレンジ、レモンクリームのような色が重なっていて、貝殻のようにも、モザイクアートのようにも見えます。

以前Instagramのストーリーに載せた時には、お客様から「モネの池のようですね」と言っていただきました。

見る人によって、いろいろな景色に見える作品ですよね。

恭平
水玉って、昔からずっと愛されている柄ですよね。

でも今回は、ただの丸ではなく、筆で作る不揃いな水玉だからこその面白さがあります。

YOSHIKO
水玉は「少し可愛すぎるかな」と思う方もいるかもしれませんが、この作品は奥にグレーや紫のような落ち着いた色も入っています。

だから若々しくなりすぎず、大人の方にもすごく着やすいと思います。

恭平
ベースが落ち着いているので、華やかだけど合わせやすいですね。

YOSHIKO
地味にはならない、そのバランスが絶妙です。

私が仕立てるなら、少し袖を長くして、アンティークっぽく着たいです。

恭平
袖の丸みもしっかりつけて。

可愛いですね。

YOSHIKO
一尺五寸くらいにしても素敵そう。

恭平
これだけ色を重ねる作品はなかなか作れないので、ぜひ今回チェックしていただきたいですね。


2点目|秋の夜を思わせる《金木犀香る夜》



恭平
続いてはこちら。

グレーをベースに、オレンジや紫など、カラフルな色を重ねた作品です。

YOSHIKO
この着物を見た時、ディズニーハロウィンに着ていきたいと思いました。

恭平
少しハロウィンを思わせる配色ですよね。

YOSHIKO
でもこのオレンジが、ちょうど金木犀の花の色にも見えるんです。

なので《金木犀香る夜》という名前をつけました。

夜に散歩している時、ふわっと金木犀が香ってくる瞬間ってロマンチックじゃないですか。

そこに紫が入ることで、少し大人っぽく、エレガントな夜の雰囲気も感じました。

恭平
印象としてはグレーがベースですが、生地自体はほぼ半分ずつ染め分けています。

なので仕立て方によって、グレーを多く見せることも、カラフルな部分を多く見せることもできます。

今まであまり作ってこなかった色構成ですね。


グレーにオレンジ、紫、ターコイズを重ねて


YOSHIKO
オレンジと紫だけでも素敵なんですが、そこにターコイズブルーが少し入ることで、一気に洒落た印象になりますよね。

恭平
さらにマーブルの中に、ところどころピーコック模様を入れています。

これはYOSHIKOさんが柄を入れてくれた部分ですね。

ピーコックが入ることで、華やかさもプラスされました。

YOSHIKO
ふわっとピーコックが入ると、柄に奥行きが出ますね。

でも私は、この作品の一番の魅力はグレーだと思っています。

私はグレーを着ると顔色が悪く見えることも多いんですが、このグレーはすごく都会的で、柔らかい。

恭平
グレーだけでも成立する色なんですが、そこにオレンジや紫が入ることで、より作品らしさが出ていますね。



YOSHIKO
今回、着姿のイメージ写真も2パターン撮りました。

紫を脇側や袖に持ってくると、グレーがより多く見えて、すっきりとした印象になります。

逆に色を前に出せば、華やかさが強くなる。

仕立て方でかなり印象が変わる作品です。

恭平
どう見せたいかで、楽しんでいただけますね。

YOSHIKO
お仕立てについても、ぜひご相談いただけたらと思います。


芸術の秋にまといたい、2つの墨流し

恭平
今回の2作品は、どちらもKyohei Friday 8らしい、芸術性のある作品になったと思います。

YOSHIKO
芸術の秋に、美術館へ行ったり、観劇をしたり。

こういう着物を着てお出かけするのも素敵ですよね。

私は《金木犀香る夜》を着て、巨峰のパフェを食べに行きたいです。

恭平
着ているだけで楽しくなるような作品ですね。

YOSHIKO
今回の作品は、本日20時より発売予定です。

どちらも一点限りとなりますので、気になる方はぜひ商品ページをご覧ください。

恭平
それでは、本日の作品紹介は以上となります。

ありがとうございました。

YOSHIKO
ありがとうございました。