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2026/07/24 11:15

7/25(土)公開|夕暮れの花々を思わせる《夕映えの花束》

恭平
こんにちは。
墨流し作家の恭平です。

YOSHIKO
墨流しアドバイザーのYOSHIKOです。

恭平
今日は一点のみになりますが、新作のご紹介をしていきたいと思います。

早速ですが、こちらです。

YOSHIKO
かわいいですね。

恭平
今回は、少し大きめのピーコック柄になっております。


大きめのピーコック柄が生む、人魚の鱗のような可憐さ

YOSHIKO
ピーコック柄って、この幅ですよね。

いつもよりピーコックの幅が大きめになっているということだと思うんですけど、そうすることで、どのような違いがあるんですか?

恭平
遠目で見ても、一目で墨流しの柄だと分かるというのがあります。

通常のピーコック柄の場合、鳥の羽のような印象になるんですが、この幅のピーコックになると、人魚の鱗のような印象にも見えるんです。

より可愛らしさや、可憐な感じが加わるイメージですね。

YOSHIKO
一緒に作りながら思うんですけど、ピーコック柄を太めにすると、フリルのような部分の数が少なくなるじゃないですか。

ある意味、情報量が少なくなるということでもあるのかなと思うんです。

そうすることで、色味にもよると思うんですけど、落ち着きが生まれることもありますよね。

この柄、私はすごく好きなんですけど、実はうちの柄の中では希少価値が高いというか、あまり作らないデザインでもありますよね。

恭平
数としては、少ない柄かもしれないですね。

今回の配色は全体的に落ち着いているんですが、その中に鮮やかなオレンジが差し色として入っているのがポイントです。

YOSHIKO
かすかにオレンジやボルドーも入っていますよね。

この色が入っているだけで、きゅんとします。

すごく可愛らしいというか、お花のようにも見えますね。


ピスタチオグリーン、ボルドー、ワインブラウンの組み合わせ

恭平
この配色の構成で言うと、ピスタチオグリーンのような緑色。

そして、YOSHIKOさんが先ほど言ってくれたように、ボルドーのような色。

さらに、これは染め分けになっているんですが、片側にはワインブラウンのような落ち着いた色を配色しています。

YOSHIKO
少しワインみたいな色ですよね。

恭平
この作品を作った時のエピソードとしてお話しすると、水面上に色を配色した段階で、最終的にどの柄にしようか迷いがありました。

マーブルにするか、矢羽根にするか、それともピーコックにするか。

その時にYOSHIKOさんと話しながら、最終的にはYOSHIKOさんのインスピレーションに委ねたところがあるんです。

YOSHIKO
委ねてもらう時、すごいプレッシャーがあるんですけどね。

やっぱり柄の印象によって、作品ってガラッと変わってしまうので、何の柄がいいのかなと考えました。

色味自体はベージュだったり、ベースの色はすごく落ち着いていて、そこにアクセントがあるデザインでした。

なので、柄には少し華やかさがあった方がバランスが取れるのかなと思ったんです。

それと、このワインブラウンの部分に、少しランダム性がありますよね。

いつもの染め分けとはまた少し違う趣向で色を落としていたと思うんです。

それを見た時に、本当に景色のようだなと思いました。

うちの定番作品の中に、「夜明けの光をまとうドレープのような墨流し」があるんですけど、たしか同じくらいのピーコック幅だったと思うんです。

その幻想的な雰囲気にしたいなと思って、このデザインをお願いしました。

実際にこの櫛を引いてもらった瞬間、ガラッと表情が変わって、すごく綺麗に仕上がったのを覚えています。


ワインのタンニンのような、自然現象が生んだ奥行き

恭平
結果的に、このワインブラウンの部分もすごく良く出ました。

これは意図的に作ったというより、インクそのものの現象に近い、自然に起こる表情なんです。

ワインブラウンの部分にある、少しざらついたような表情。

これがうまく味わい深く出たなと思っています。

ぜひ注目していただきたい部分ですね。

YOSHIKO
今、恭平さんが言ったように、このざらつきは、ピスタチオグリーンやベージュの部分にはないんですよね。

ワインブラウンの部分だけに、ワインのタンニンのようなざらつきがある。

その中にうっすら白い部分も見えていて、それが透明感や奥行きにつながっているなと思いました。

色味の構成としては落ち着いているんですけど、いろいろなところに遊び心があって、すごく素敵な作品だなと思います。

恭平
さらに白いドットを振りまくことで、幻想的な世界観が増していると思います。


作品名は《夕映えの花束》

YOSHIKO
この作品には、《夕映えの花束》という名前をつけました。

もともとこの配色を見た時に、秋の七草のような、秋に咲く小さなお花のイメージが浮かんだんです。

日本の帯や着物でも、秋草の文様って昔からよくありますよね。

私は秋のお花がすごく好きなんですけど、この色味は、すすきだったり、小さな紫色のお花だったり、そういう秋に見られる花のイメージに近いのかなと思いました。

恭平
確かに、秋の植物って、落ち着いた色合いの中に、ほのかに鮮やかさがあったりしますよね。

YOSHIKO
そうなんです。

落ち着きがある中で調和していて、その中に可愛らしさがある。

女性はみんな好きなんじゃないかなと思うんです。

皆様からのリクエストでも、「グリーンと紫の組み合わせが好きです」とおっしゃる方がいらっしゃるんですけど、今回の作品も、さりげなくそういう組み合わせになっているなと思いました。

今想像するだけでも、「この作品欲しい」とおっしゃる方が浮かぶくらい、染まってすぐワクワクした作品でした。

恭平
そこに複雑性も加わり、より味わい深い配色になっていると思います。

YOSHIKO
空気感も、夕暮れ時のような、少しノスタルジックな気持ちにさせてくれる雰囲気がありますよね。

温かみもありつつ、少し冷たい風も感じるような。

本当に素敵で、見れば見るほど欲しくなってしまいます。

今回、恭平さんが白いドットを散りばめてくれたんですけど、その入り方もすごく可愛かったです。

一部にハートのように見えるところもあるので、お仕立ての際にどこに出るかも楽しみにしていただけたらと思います。

恭平
このドットは、綿毛のようにも見えますね。

YOSHIKO
そう考えると、ふわふわっとした感じがまた可愛いですよね。

たまらないです。

見れば見るほど、紫の部分が夜空のようにも見えたり、魔法の世界のようにも見えたりして。

なんてことですか、これは。

かわいいですね。


同じものを作るのが難しい、貴重な一点

恭平
こちらは、セミオーダーで同じものが欲しいと言われても、なかなか作れない作品です。

そういう意味では、貴重な一点になっていると思います。

YOSHIKO
こういう落ち着いた配色だけど、柄にポイントがあったり、色に遊び心があったりする作品って、実はその後に「セミオーダーしたい」と言っていただくことが多い作品でもありますよね。

もし何かビビッとくる方がいらっしゃったら、ぜひチェックしていただきたいです。

恭平
明日7月25日土曜日20時から、こちらの作品を発表いたします。

ぜひオンラインストア「Marble+」をご確認ください。

YOSHIKO
楽しみにしていてください。

恭平
ということで、本日の新作紹介でございました。

ありがとうございました。

YOSHIKO
ありがとうございました。