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2026/07/22 10:54

7/23公開|夏が待ち遠しくなる、定番の露草色マーブル

恭平
みなさんこんにちは。
墨流し作家の恭平です。

YOSHIKO
墨流しアドバイザーのYOSHIKOです。

恭平
ということで、今回はうちでは定番になっている作品を、改めてご紹介させていただきます。

では早速見てみましょう。
こちらですね。

ではYOSHIKOさん、作品名をお願いします。

YOSHIKO
《露草色マーブルドット》ですね。

恭平
実はこの作品名、まだしっかり定まっていないんですよね。

YOSHIKO
「アクセントマーブル」と呼ぶ時もあれば、「マーブル柄」と呼ぶ時もあって、柄の名前がまだ定まっていない感じですね。

恭平
うちでは定番でおなじみの作品にはなっているんですが、「これだ」としっくりくる作品名が、まだできていなくて。

近いうちに、お客様の皆さんに考えてもらおうかなと思っているくらいです。

YOSHIKO
もし「これがいいよ」という名前があれば、ぜひコメントなどでいただけたらと思います。

この柄は、大きなマーブル柄と、そこに散らされているドットが魅力ですよね。

水しぶきのようにも見えたり、パールのようにも見えたり。

そういう印象が、題名からも感じられるといいですよね。


日本人女性にしっくりくる紺色を目指して

恭平
もう一つ大きな特徴として、この色があります。

色名としては「露草色」としています。

この配色をした背景には、日本人女性にとって一番しっくりくる紺色を目指したい、という思いがありました。

たくさんの日本人女性にしっくり似合う色を作りたい。

そういうイメージで配色しています。

YOSHIKO
日本の夏と紺色って、切っても切り離せない関係ですよね。

浮世絵もそうですし、夏祭りの浴衣もそうですけど、紺色と白の浴衣には、すごく清涼感があって憧れがあります。

それを墨流しで表現する時に、どういうポイントがあるんですか?

墨流しだからこそ出る魅力を、恭平さんはどう感じていますか?

恭平
おっしゃる通り、日本の浴衣といえば紺色という印象があります。

その紺色を墨流しで表現した時に、この柄が一番合っているなと思ったんです。

この柄はマーブル柄なんですが、その中でも大きめで大胆なマーブル柄として表現しています。

体全体で、水の流れをまとうようなイメージですね。

墨流しの中でも、ある意味一番スタンダードな柄ではあります。

でもやっぱり、水を表した柄というのは、清涼感や涼しさにつながりますよね。

僕の中では、この作品が「夏の墨流し」として一番スタンダードな表現かなと思っています。


シンプルだからこそ、美意識が出る柄

YOSHIKO
シンプルだからこそ、表現するのにすごく気を使うデザインでもありますよね。

一緒に作っていても、そう感じます。

恭平
実はこの柄が、一番その都度表情が変わりやすいんです。

毎回、自分の中で正解が変わるような作品なんですよ。

YOSHIKO
それこそ本当に、恭平さんの美意識が現れやすい柄なのかなと思います。

恭平
今までもたくさん染めてきた柄なんですが、並べてみると、その都度違います。

柄もそうですし、色合いも変わる。

本当にこの柄自体が、生き物のような感じなんです。

YOSHIKO
全く同じ配合のインクを使ったとしても、毎回違うんですよね。

恭平
そうですね。

色合いも変わりますし、もう一つ、この色は日の光で見た時と、室内の電気の明かりで見た時でも、青み加減が結構変わるんです。

YOSHIKO
確かに、私も同じ色の着物を着ていて、撮影した時やお友達と遊んだ時に、スマホで撮った写真と実際に見た時では、若干色味の見え方が違うなと感じます。

恭平
違うんですよね。

分かりやすく言うと、日の光のもとで見た時には、彩度が上がるというか、青みが強く見えます。

蛍光灯の下で見ると、少しトーンが落ち着く。

そういう違いがあります。

そこがまた、面白さでもありますね。

YOSHIKO
色自体はブルーというより、少し紺色に近い感じだからこそですよね。

私も恭平さんと一緒に染めていて常々感じるんですけど、グレーやブラウン、紺色のような絶妙な色って、光によって見え方が変わりやすいんですよね。

恭平
そうですね。
光によって変わります。

YOSHIKO
それも自然現象のひとつなのかなと思います。

見る環境によって、感じ方が変わるというか。


夏が待ち遠しくなる着物

恭平

YOSHIKOさんもよく言ってくれますけど、この浴衣を持っていると「夏が待ち遠しくなる」って言うじゃないですか。

その気持ちは、見ている僕もすごく感じています。

着る人本人が、夏が待ち遠しくなるように。

そして、見ている人も、その着姿を見るのが待ち遠しくなるような。

そういうデザインだなと思っています。

YOSHIKO
私、この作品を持っているのと持っていないのとでは、夏の捉え方が全く変わった気がするんです。

この作品を持っていると、気温が上がることに対して臆することがないというか。

どんどん気温が上がってきたら、「やっとこれが着られるぞ」と思えるんです。

夏をより前向きに捉えさせてくれる着物なんですよね。

気温が上がって、気持ちも少し下がり気味になりそうな時期でも、これを着るとすごく元気になります。

着ると必ず、周りの人から「涼しそうでいいわね」とか「すごく素敵ですね」と声をかけていただくんです。

着物を着る人、着ない人を問わず、日本人が好きな紺色や、こういう水の流れのような柄ってあるのかなと思います。

この作品は、日本人女性全員が持っていてもいいんじゃないかと思うくらい。

恭平さんが言うように、着る人も、周りで見る人も、夏が待ち遠しくなるような風景みたいな作品なのかなと思います。

これは本当にいいよ、と思っています。


マクドナルドのCMで着用いただいた作品


※こちらは、マクドナルドのCM・広告で着用いただいた時の写真です。

恭平
そしてこの作品は、ちょうど2年前の夏に、マクドナルドのCMでも採用していただいたんですね。

女優の白石麻衣さんがこちらの着物を着て、マクドナルドのCMや広告などでご使用いただきました。

YOSHIKO
すごかったですよね。

この作品と白石麻衣さんの透明感が、すごくぴったり合っていました。

マクドナルドの広告でも、この着物をかなりしっかり見せてくださっていた印象があります。

恭平
ポスターなどでも、ただの脇役ではなくて、墨流し柄がしっかり目立っていましたよね。

YOSHIKO
背景が白で、白石麻衣さんとこの着物の柄がしっかり出るような広告でしたよね。

このデザインをそのまま活かしてくださったような感じで、見ていてすごく嬉しかったのを覚えています。

少し話は変わりますけど、その時に白石麻衣さんが広告していたのが、ベーコンポテトパイだったんです。

私が大好きなベーコンポテトパイだったので、その時の記憶はすごく残っています。

その時から今でも、この作品はずっと注文が絶えないですよね。

恭平
そうですね。

ただ、先ほども説明したように、その都度表情が変わる作品なので、全く同じものはできません。

染め上がるたびに写真を撮ってご覧いただき、「これだ」と思うものをご購入いただくような形になっています。

今回も常にある作品ではないので、染め上がったタイミングで、こうして発表させていただきます。


CM採用までの少し不思議なご縁


※こちらは、マクドナルドのCM・広告で着用いただいた時の写真です。

恭平
せっかくなので、マクドナルドのCMのお話が決まった経緯も少しお話ししましょうか。

この作品は、マクドナルドのCMのスタイリストさんから直接ご連絡をいただいたことがきっかけでした。

「墨流しの着物を候補として選ばせていただきたい」というお話をいただいたんです。

その年、たまたま『美しいキモノ』さんの夏号に、別の墨流し浴衣を掲載していただいていました。

この柄とは違う、紺色の花火柄だったんですけど。

その『美しいキモノ』夏号の浴衣ページで、モデルさんの写真としてうちの墨流し浴衣を掲載していただいたんですね。

それを見たスタイリストさんからお話をいただき、マクドナルドのCMの衣装につながりました。

ただ、うちの作品はほとんどが仕立て前の反物で、仕立て上がっているものがあまりありません。

CM撮影もすぐに迫っている状況だったので、今すぐお送りできる候補となると、YOSHIKOさんの私物しかなかったんです。

そこで、YOSHIKOさんの私物であるこの着物をお送りしたら、そのまま採用が決まったという裏話があります。

※このご縁のきっかけのひとつになった、『美しいキモノ』掲載時の写真です。

YOSHIKO
そう。
私の着物を着てくださったんですよね。

恭平
実はCMや広告で使われた着物は、YOSHIKOさんの着物そのものだったんです。

それも面白いご縁だなと思って、今でも印象に残っています。

そういう少し不思議なご縁があった作品でもあります。


※こちらは、YOSHIKOが実際に私物として着用している《露草色マーブル》です。


7月23日20時、オンラインストアにアップ予定です

恭平
改めまして、今回染め上がりましたこちらの作品を、オンラインストアにアップさせていただく予定です。

日程としては、7月23日20時を予定しています。

YOSHIKO
すごく久々にオンラインストアにアップされますね。

恭平
なかなかオンラインストアには並ばなかった作品です。

もし気になる方は、ぜひご覧いただければと思います。

商品ページには、YOSHIKOさんの私物でもある浴衣姿も、参考として掲載しています。

先ほど説明したように、日の光のもとで見るとどのような色合いになるかも、ぜひ参考にしながらご検討ください。

YOSHIKO
よろしくお願いします。

恭平
では以上になります。

ありがとうございました。