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2026/07/06 12:06
七夕の夜に公開する、ロマンチックな3作品
恭平
はい、ということで、7月7日20時に発表予定の新作の作品案内をさせていただきます。
YOSHIKO
はい。7月7日。
恭平
七夕ですね。
YOSHIKO
そうですね。
七夕の日に公開するのにぴったりな3作品ですよね。
恭平
ロマンチックですね。七夕の日の発表ということで。
YOSHIKO
今年の七夕は、ちゃんと晴れるのかなって毎年思いますけどね。
恭平
今のところ天気はどうだろう。あまりよろしくないかもしれません。
YOSHIKO
そっか〜。残念。
毎年、織姫と彦星は会えたかなって思いますよね。
恭平
今年は会えるといいですね。
はい。
ということで、さっそく作品を見てみましょう。
まず一つ目の作品はこちらです。
1点目|光をまとったような、涼やかな大人の羽衣

恭平
作品名をYOSHIKOさん、よろしくお願いします。
YOSHIKO
はい。
こちらは《天色の羽衣》という名前をつけています。
今回の作品は、まず色がすごく美しいなと思うんですけど、恭平さんの中でこだわりはありましたか?
恭平
この時期、7月から8月にお披露目するからこその涼やかさは意識して配色しています。
ただ、それだけではなくて、大人っぽい女性らしさというか、大人の女性の素敵な印象を、この配色と柄に落とし込んだ作品ですね。
YOSHIKO
そうなんですね。
この色って、単色だけで見ると、ピンクやエメラルドグリーンはどちらかというと華やかで、元気なイメージがあると思うんです。
でも今回の作品は、7月、8月だけでなく、春も秋も着られそうな印象に見えるんですよね。
それは何に秘密があるんでしょうか。
恭平
エメラルドグリーン側とピンク側、大きく分けると2色で染め分けているように見えると思います。
でも実は、それぞれを濃淡で表現しているんです。
単色のグリーン、単色のピンクではなくて、グリーンも淡いグリーンと、こっくりしたエメラルドグリーン。
ピンクも、優しい薄いピンクと、血色を引き上げてくれるような大人ピンク。
その濃淡で、それぞれの色をグラデーションで表しています。
そこに、大人の女性らしさが出ていると思います。
YOSHIKO
今回って、この2色がじんわり溶け合っているような印象がありますよね。
遠目で見ると、柄がパキッと前に出ているというより、淡いベールで色と色が重なり合っているような、すごく柔らかい印象があります。
恭平
そうですね。
実は染め分け方にも秘密があります。
単純に2層、3層というより、細かく言うと5層くらいの色分けをしています。
グリーン側とピンク側の間に、光るような色、厳密にはオフホワイトのような色を挟んでいます。
それによって、パキッとしたグラデーションではなく、本当にふんわりとした色の移り変わりになっています。
YOSHIKO
余白を感じるというか、色と色の間に光を感じるのはそのせいなんですね。
だからこそ神秘的な美しさがあるというか、単純な色の美しさというより、美しい光の色のように見えるなと思って、《天色の羽衣》という名前をつけました。
この作品をまとって思ったんですけど、すごく“写真映え”するというか、主人公になったような気持ちになるんですよね。
恭平
これを着ているとね。
YOSHIKO
「なんて可愛いんだ」って思いました。
恭平
その場を明るくしてくれますし、女性の魅力を引き上げてくれるような作品ですよね。
YOSHIKO
着物のお友達たちと集まる時にもいいですし、人前に出る方にもおすすめですよね。
たとえば店頭に立たれる方や、人の前でお話しする機会が多い方にも良さそうです。
派手ではないんだけど、華やかさがある。
可愛らしすぎるわけでもなく、本当に絶妙なバランスで、信頼感もありながら、センスも感じる。
女性が欲しい印象が詰め込まれているなと思いました。
恭平
この作品をまとった瞬間に、メイクアップした女性と同じくらいの華やかさをプラスしてくれるような効果があるんじゃないかなと思いました。
YOSHIKO
血色がぱっと明るくなるような、その場の雰囲気までも変わるような、そういう力のある作品ですよね。
このピーコックの幅や動かし方は、毎回水面を見ながら恭平さんが決めていると思うんですけど、今回の色合いには、この柄がぴったりだったなと思います。
恭平
ピーコック柄というのは、この鳥の羽のような模様のことを言うんですけど、その幅も配色によって毎回細かく変えています。
幅が小さければ小さいほど、より高級感や上品な印象が増します。
ただ、この作品に関しては、大人の女性らしさの中に少し可愛らしさも潜ませたかったので、このピーコックの大きさに決めました。
さらに斜めに動きを加えることで、エレガントさも出したつもりです。
YOSHIKO
そのバランスが美しかったんですね。
ピーコック柄の崩し方を変えると、すごく華やかになったりもしますけど、この作品においては、このチョイスがすごく良かったんじゃないかなと思いました。
恭平
色によって、ぴったりくる柄はそれぞれあります。
同じ配色でも、マーブル柄にするとまったく違う印象になることもありますし、逆に少しミスマッチになることもあります。
その見極めは、これまでの経験と、頭の中でのイメージが大事になってきますね。
YOSHIKO
ここ数年で、その精度というか、恭平さんのジャッジの速さも、かなり的確になっている感じがします。
柄を決めることや、ここにドットを足すかどうかという判断が、そばで見ていてもすごく的確になっているなと思います。
恭平
ありがとうございます。
自分でもこの色にはこの柄、このバランスと、墨流しの水面が手足のように操れるようになった感覚がありますね。
では、次の作品にいってみましょう。
2点目|モスグリーンとマンゴーイエローが描く、静かな星の景色

恭平
こちらです。
YOSHIKO
なんて美しいんですか。
恭平
美しいですね。
これはまた、景色のようにも見えますね。
配色も絶妙だったと思います。
半分は揺らぎ柄のような表情で、もう半分は斜めピーコックですね。
YOSHIKO
色味も溶け合っていて、動きを感じるんですけど、その動きがまた静かというか。
本当に美しいですね。
恭平
この時期に見ると、天の川のきらめきを思わせるような、ロマンチックな印象もあるんじゃないかなと思います。
こちらの作品名をお願いします。
YOSHIKO
こちらは《星あつめ》という名前がついています。
このドットが星のように見えて、黄色とオレンジのシャープな線が、流星の軌跡のようにも見えたので、この名前をつけました。
本当に綺麗ですよね。
言葉にならない、というか。
恭平
やっぱり一番目が行くのは、マンゴーシャーベットのような黄色の部分だと思います。
YOSHIKO
美味しそうですよね。
恭平
実は、反対側のグリーンの部分はモスグリーンになっています。
YOSHIKO
淡さがあるから、少しミントグリーンのようにも感じていたんですけど、落ち着きがあるのは、元々がモスグリーンだからなんですね。色ってふしぎ。
恭平
ここにミントグリーンを入れたり、もっと爽やかな色を入れることもできるんです。
でもあえてモスグリーンを入れることで、隠し味のような役割になっています。
仕立てる時に、どちらを衿元に持ってくるかという楽しみもありますが、たとえばモスグリーンを衿元に持ってきた時に、この黄色の部分がポイントとして映える。
そういう組み立てにしています。
YOSHIKO
明度のバランスの話になってくるんですね。
本当に、墨流しの域を超えている感じがします。
デザインの見え方がまた変わってきていますよね。
今回のグラデーションも、モスグリーンの部分と黄色、オレンジの部分の間に、また絶妙な色の層があるように見えます。
これは何色が入っているんですか?
恭平
これも先ほどの作品と同じように、ほぼ白に近い明るい色が入っています。
ただ、まったく同じ白ではなく、モスグリーンの色合いに合わせた明るい色を入れています。
その色が間に入ることで、モスグリーンと黄色がパキッと分かれるのではなく、優しくグラデーションになる効果があります。
YOSHIKO
すごいですね。
最近の恭平さんの作品の中で、景色みたいだなと思う作品って、静かなグラデーションが続いている気がします。
また表現の幅がぐっと広がっていますね。
恭平
そうですね。
配色の感覚は去年とも違いますし、一昨年とも違います。
その時々で感覚が変わっていくんです。
色の概念が変わっていくというか。
今回も、モスグリーン側をピーコック柄にして、黄色側を揺らぎ柄にしています。
半分で柄も染め分けているんですね。
これも染める時に、どちら側をピーコック柄にした方が、全体のバランスとして美しいかを考えた結果、この配置になりました。
とても良いバランスになったと思います。
YOSHIKO
本当に美しい作品でした。
3点目|甘さと毒気が溶け合う、大人のポイズンハート

恭平
では、次に行きましょう。
こちらですね。
こちらはPoison Heartシリーズになります。
YOSHIKO
ようやく出ましたか、という感じですね。
恭平
人気シリーズですね。
よく見ていただくと、全体に大きめのハートが入っています。
ハートの表情は、その都度サイズが変わったり、雰囲気が変わったり、色の濃度が変わったりします。
今回生まれたPoison Heartにも、また独特の世界観とハートの表情があります。
では、作品名をお願いします。
YOSHIKO
《いばらと雨の匂い》という名前がついています。
今回の作品の一番のポイントは、このグリーンだと思うんですよね。
他の色は優しい色に抑えてあるんですけど、このグリーンがポイントになっています。
このグリーンのラインだけ見ていただくと、少しトゲトゲしていて、蔓(いばら)のようにも見えるなと思いました。
そして、うっすら赤みを帯びた落ち着いたハートの部分を薔薇に見立てて、“いばら”という言葉で表現しました。
恭平
少しスパイシーな名前ですね。
YOSHIKO
「ポイズンハート」というくらいなので、少し毒気のある名前にしたかったんです。
恭平
Poison Heartの中でも、かっこいい部類に入る作品かもしれないですね。
YOSHIKO
そうですね。
色だけで言うとハンサムな色の取り合わせなんですけど、Poison Heartはハートのモチーフが入っていることで、甘さとのバランスが取れていると思います。
恭平
大きいハートが全体に入っているので、「着こなせるかしら」とおっしゃる方もいるんです。
でも実は、このハートは大きいにもかかわらず、主張しすぎないんですよね。
さりげないハートになるんです。
これだけ大きくてもさりげなさがあって、大人の女性でも前向きに検討してくださる方が多いシリーズです。
YOSHIKO
たくさんいらっしゃいますよね。
今回のハートは、少し「もちっ」とした形になっているんです。
グリーンが濃い色なので、優しい色のハートとの対比で、ハート自体に透明感があるように見えるんですよね。
すりガラスみたいな、色の濃度による質感の変化も見ていただける作品になっていると思います。
ベースの色はアイボリーになっていますよね。
ピンクや水色にハートが入ると、少しポップになりすぎるのではと思われる方もいらっしゃると思うんですけど、このシリーズはどんな方でも気軽に着ていただける配色になっているんじゃないかなと思います。
恭平
YOSHIKOさんも、これと同じ色ではないですが、似たような色合いのポイズンハートを持っていますよね。
YOSHIKO
持っています。色合いが落ち着いているので、コーディネートも組みやすく、どこにいっても声をかけていただけるので、お気に入りでたくさん着ています。
恭平
着物の形になってまとってみると、すごくまとまるんです。
それでいて、とてもおしゃれに見える。
不思議な着物ですよね。
YOSHIKO
そうなんです。
着物って、横から見た時や後ろから見た時に、このハートがすごく可愛く仕立て上がるんですよね。
360度どこから見ても可愛い作品になります。
なので、このポイズンハートは、皆さんに着ていただきたい上位に入るシリーズだと思います。
しかも今回のポイントのグリーンにはブラウンも入っているので、より着やすさやハンサムさが出ています。
とてもおしゃれな作品ですね。
セオアルファの生地ですので、秋口に着ていただいても良いと思います。
お客様の中には、タートルネックと合わせて、和洋ミックスのコーディネートで着てくださる方も多いです。
いろいろなコーディネートにマッチする、素敵な作品になったと思います。
新作を段階的に発表する楽しさ

恭平
今回はこの3点になりますね。
YOSHIKO
すごい粒ぞろいですね。
皆様からもたくさんメッセージやコメントをいただいているんですけど、たくさんの方が見てくださっているのが、少し不思議な感じもしますね。
恭平
Kyohei Friday 8の方も、最近はお客様の中で認知していただいていて、僕らも発表する楽しさがあります。
今回のように、「セオアルファ」という括りの中で、新作を段階に分けて発表していく楽しさも、また別にあるなと思っています。
のびのびと、ものづくりをさせていただいていますね。
YOSHIKO
日々、恭平さんの技術もそうですし、美意識の変化もありますよね。
作家ものならではの変化を、皆さんも感じながら楽しんでくださっているような気がします。
「今回の恭平さんは、こういうのが今ブームなんですね」と、お客様からコメントをいただくこともあります。
恭平
言葉がなくても、お客様と対話しているような感覚があります。
「今回の僕の今の気持ちはこうです」と作品で出して、それをお客様がどう受け取ってくれるか、どう反応してくれるか。
それが対話になっているようで、楽しいですね。
YOSHIKO
そういう交流は、手染めだからこそできることですよね。
7月7日20時よりオンラインストアにて発表
恭平
ということで、明日7月7日20時から、この3点をオンラインストアにて新作発表させていただきます。
YOSHIKO
楽しみですね!
恭平
反応も楽しみです。
ぜひ皆様、オンラインストア「Marble+」にてご覧ください。
YOSHIKO
商品ページには、また詳しい写真がアップされる予定ですので、そちらも合わせて楽しんでいただければと思います。
恭平
はい。
では以上になります。
ありがとうございました。