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2023/01/05 20:56

【全て手作業の「鹿革草履」】



凄く人気な作品のひとつ。鹿革草履。

パーツ別に型紙を当ててカットしていく作業から、アトリエで手作業で行います。

リアルレザーは傷がついていて当たり前。

綺麗にとれる部分を探します。

頭を使う作業です。

草履のパーツで、足を乗せる部分の「天」はおおきくて、なかなか上手くとれません。一枚の鹿革から2足とれたらいい方です。(全面鹿革の草履の場合)

そのあと革を綺麗に染色するため、また一手間かけて、墨流しを施します。

自然乾燥し、硬くなった革を手で柔らかくほぐし、履物屋さんにバトンタッチ。

熟練された職人さんが、台と鼻緒をそれぞれの現場で手仕事でつくり、履物屋さんがすげる。

ここもまた時間がかかります。

私たちがオーダーを受けてからお届けまでのお時間をたっぷりいただくのは、ここがスムーズにいかないことが、頻繁にあるからです。

生地や合皮とは異なり、デリケートです。作業中に何かあったら、墨流しの革はどこにも売っていませんので、染めるところからやり直しです。お届けまでの目安が曖昧なのもそのため。

それでも続けるのは、「こんなに素晴らしいお草履見たことない!」とお客様からも再注文が相次いでいるからです。

経験豊富な草履屋さんも同じように言ってくださいますし、私たちも最高の履き物だと思っています。15%OFFの対象外にしたいほどの手間と時間のかかる作品を、是非この機会に。